「お願いすること」で活動資金を集めたアーティスト

「お願いすること」で活動資金を集めたアーティスト

クラウドファンディングを初めて知ったのは、アメリカで行われているいろいろな人による講演会のテレビ番組での一つのプレゼンテーションによってでした。

そのプレゼンテーションの中で、発表者のアメリカ人の女性アーティストは、自分の活動資金を従来の企業に依頼する方法ではなくインターネット上のプラットフォームで「お願いする」ことで集めたと話していました。

一人一人の出した金額は少額でも、インターネットを見た不特定多数の人が、彼女の活動に興味を持ち、活動を支えたいと考え、その気持ちに見合う金額を出してくれる。

お金を出した人たちは、彼女の活動のスポンサーであり、ファンであり、パートナーでもある訳です。

彼女の「お願い」を掲載したのはアメリカ最大のクラウドファンディングで、彼女は2万5千人以上から、100万ドル以上の資金提供を得ることができました。

今までの、例えばCDを作ってそれを販売するといった活動ではない活動の在り方。

また、何か物を買うというのではない消費行動など、何もかもが新鮮な驚きでした。

クラウドファンディングの成長とそのストーリー性

私たちは今、これと言って無くて困っているものなど無い世界に住んでいます。

もちろん、次々に便利で魅力的な商品が作り出され、それがあればちょっと楽しいのかなと感じることはあります。

それでも、高度経済成長時代のような、生活に必要な何かを手に入れるための日々の労働などは、もう存在していないように思います。

そんなこれと言って欲しい物の無い時代、それでもお金が動く現場には何があるのか、そこにはいくつかの共通点があるようです。

まずよく語られているのが、「ストーリー性」です。

最近話題の現代のヴェートーベンと偽り、多くの演奏会も行われ、CDの売り上げもクラッシクのジャンルでは異例のヒット作であった作曲家の商品に対し、多くの人がお金を払っていたのは、

地域とクラウドファンディング

彼が作り上げた「ストーリー」がお金を使いたい人たちのニーズにぴったり合っていたからなのではないでしょうか。

クラウドファンディングの急成長にも、この「ストーリー性」の有無が大きく関与していると言われています。

私たちは、誰かが作った、みんなが知っている何かではなく、私が知っている、私が作ったあるいは関わった物を手に入れたいと思っていて、その過程のお話が重要だと感じるようになっているようです。

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© 2014 自由の女神像製作にも用いられたクラウドファンディング